コラム

 公開日: 2013-10-08  最終更新日: 2014-07-04

競売を避ける任意売却とは

今年3月までは、金融モラトリアム法という法律で、住宅ローンの支払いを多少猶予されていましたが、その法律が終了したため、最近、自宅が競売にかかる方が増えてきました。当社のお客様には、住宅ローンの延滞者が原則いらっしゃいません。(これからもそうしていくつもりです)重要なのは住宅ローンの組み方が問題なのです。
事情があって住宅ローンを支払っていけない方のために、競売を避ける任意売却について、ご説明させていただきます。
住宅ローンの支払いが滞ると、3ヶ月ないし6ヶ月後に、住宅ローンの債権回収会社より文書が届きます。そして、その1ヶ月後位に自宅の登記に差し押さえが入ります。その後、1ヶ月位後に、裁判所から、競売開始の通知が届きます。
競売開始の通知が入り1ヶ月程経つと、裁判所から執行官が来ます。この方達は、物件の間取りをとったり、査定をしたりします。その3ヶ月後入札競売が開始され、1ヶ月位で、買受人が決まります。買受人は、代金を裁判所に支払うと、即座に退去を求めてきます。
この競売にはデメリットがたくさんあります。
①安く競落されるため、残債務がたくさん残る。
②引越し費用を受け取れない。
③近所に知られてしまう。その町に住みづらくなる。業者がたくさん下見に来る。
④その家に住めなくなる。
⑤残債務を継続して分割して支払っていかないといけない。もしくは自己破産が必要になる。
そこで、任意売却という制度を使う方が多いです。
任意売却では、銀行に任意売却する旨を伝え、仲介する不動産業者を選定するところから始まります。あくまで、通常の一般取引ですので、次のようなメリットがあります。
①自分で売買価格を決定できる。(但し、債権者である銀行等の承諾が要ります)
②引き渡し時期を自分で決定できる。
③近隣に住宅ローン延滞の事実を知られず、取引ができる。
④引越し費用等の費用を受け取ることができる。弁護士費用も受け取ることができる。
⑤ご自分の意思で進められるので、前向きに計画的に人生を再出発できる。
 また、任意売却では、ケースによっては継続してその家に住める場合もあります。
 任意売却を始める時期に関しては早ければ早いほど、成約率が上がります。但し、裁判所の入札が開始する頃までには任意売却を完了していないといけません。誠実に対応していれば、競売にかかる時期を遅らせてくれる場合もあります。
任意売却する際の業者選びを失敗すると、競売になり大きな損失を被ります。言葉使いの丁寧な、口先だけの商売をしていない、誠実な業者選びが重要です。金融機関との交渉の際にも、返事をするときに『はい』ではなく『うん』だと、それだけで嫌われます。


福間直樹プロフィール
 東京理科大工学部建築学部中退慶應義塾大学経済学部卒業。学生中に自宅が競売にかかり、その後東京で学習塾に勤務。平成9年公務員をやめて不動産業をしていた実家の仕事を手伝う事に。その後、住宅ローンを支払えない人を助けたり、住宅ローンの利用の仕方の勉強会を開いたりと広域での活躍が期待されている。不動産契約件数700件。相談回数1000件以上と、業界で記録的な顧客対応をしてきたことでも知られている。

セミナー情報 平成25年10月22日より弘前市の土手町スクエアとヒロロスクエアで『正しい家の買い方』無料相談回が開かれます。限定10名 10:30~18:00要予約。
詳しくはこちら・・・URL:http://seito.net/
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書籍『行列のできるマイホーム相談所』平成22年10月刊行。




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宅地建物取引士 福間直樹

青森県弘前市土手町211-10 [地図]
TEL:0172-38-0980

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